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【レジュメ画像あり】ハラスメント研修  プログラム例

【レジュメ画像あり】ハラスメント研修  プログラム例


ハラスメント研修の狙い

ハラスメント研修の狙いは、労働者にとって安心安全な職場環境の実現と、ハラスメントが生まれにくい組織風土を作ることにあります。

厚生労働省の調査によると、過去 3 年間のハラスメント相談件数について最も相談が多かったのはパワハラ(48.2%)で、次点がセクハラ(29.8%)でした。また、ハラスメント事件における行為者と被害者の雇用形態の関係では、パワハラを含む全てのハラスメントにおいて、「正社員から正社員へ」の割合が最も高く、さらに、「上司から部下へ」の割合が最も高いことがわかっています。
しかし、ハラスメントがあったことを知った後の勤務先の対応としては、パワハラでは「特に何もしなかった」(47.1%)が最も多い結果になっており、労働者の不安や不満の解消にはつながっていないことが伺えます。
さらに、ハラスメントと指摘を受けることを恐れて本来必要な業務指導をためらうケースもあり、こうしたハラスメントに対する組織の対応が組織の健全な発展を妨げる構造になっています。

本研修ではハラスメントの法的定義を知るとともに、パワハラ・セクハラ等のハラスメントについて上司・部下の認識合わせを行い、またグループワークによってハラスメントに該当しうる例とその対応方法を学びます。

令和2年度 職場のハラスメントに関する実態調査 報告書(概要版)|l厚生労働省

ハラスメント研修を行うべき理由

企業がハラスメント研修を行わなければならない理由は下記のとおりです。

ハラスメントの防止措置が義務付けられているから

パワハラ防止法(労働施策総合推進法)や男女雇用機会均等法及び育児・介護休業法において、企業にはハラスメント防止対策の措置が義務付けられています。
こうした防止措置は一度行えば良いというものではなく、意識の変化を促しハラスメント予防するの意味でも継続的な取り組みが重要です。

安全配慮義務の適切な履行のため

企業には労働安全衛生法や労働契約法により、労働者に対する安全配慮義務が課せられています。ここでいう安全とは肉体的なもののみならず精神的な健康も含まれ、企業は労働者の安全と健康を確保するようにしなければならないとされています。また、災害の危険を予知し、危険を回避するための措置を講ずる義務もここに含まれると解されます。
ハラスメントは重篤な人権侵害であり、ハラスメントが起こらない職場環境づくりをすることは企業としての責務です。

労働者一人一人の多様性を守るため

現在、企業には女性・障がい者・高齢者、LGBTQ+など、様々な背景を持った多様な人材が働いています。ハラスメントはこうした多様さについて無知である場合に発生することも多いため、労働者の持つ多様な背景や価値観を尊重し働きやすい環境を作ることが重要です。そのため、ハラスメントが起こりやすい状況について知ることにより、個々の労働者の考え方に配慮できるようになり、一人一人の多様性を守ることにつながります。

ハラスメント研修における当事務所のオリジナリティ

当事務所では、研修を依頼くださった企業ごとに丁寧なヒアリングを実施して行うオーダーメード対応の研修が特徴です。
ここでは具体的な内容をご紹介します。

セルフワーク・グループワークを活用した体感型研修

座学になりがちな研修においても、セルフワークやグループワークを活用して体感的にハラスメントに対する理解を深めることができるようなプログラムを用意しています。

●なぜ取り組む必要があるのか◦
●職場における代表的なハラスメント事例
●ハラスメントの法的定義(パワハラ、セクハラ、マタハラ等)
●ハラスメントとして認定されるかあいまいな場合、グレーゾーンにおける判断基準
●ハラスメントに相当する場面における上司・部下のロールプレイング

など、実務で遭遇する場面を想定したセルフワークやグループワークを研修時間に応じて盛り込みます。

1社ごとにオーダーメードで研修コンテンツを作成

ハラスメント研修では概要としてハラスメントの大きな定義を扱うことも、パワハラ、セクハラ、マタハラなど個別具体的なハラスメントに特化してプログラムを作成することも可能です。また、親和性の高い研修と組み合わせで行うことでより高い効果が期待できます。
実績として、下記研修との組み合わせでの実施実績がございます。
また、研修として独立して行わないが、これらの要素に触れる内容を盛り込むことも可能です。

●ハラスメントが起こった場合の実務対応
●マネジメント・労務知識研修
●男性育児休業取得促進研修
●LGBTQ+研修
●アンコンシャスバイアス研修

また、市議会議員に対するハラスメント研修の実績もございます。
属性・対象者に応じたコンテンツや事例の提供が可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。

加工可能なスライドデータをpowerpoint形式で納品

研修に使うスライドデータはご依頼いただいた企業の課題観に合わせ、1社ごとにオリジナルなものを作成。研修に利用したスライドデータも納品しますので、後日研修参加者から他の従業員の方への情報共有にもご利用いただけます。

ハラスメント研修を受講されたお客様の声

当事務所の研修を受講された企業様のお声をご紹介します。

・こんなことでもパワハラになるんだと初めて知った。自分が加害者になることは全く考えていなかったが、今後は周囲に対して配慮の気持ちを持ちたいと思う(人材派遣業/人事労務担当者)

・〇〇ハラという言葉が多くて知らないことがたくさんあると思った。社員の世代が広いので、世代ごとに価値観が違って当たり前だと改めて考えた。この世代の価値観のずれや考え方を今後も研修などを通じて埋めていきたい(製造業/管理職者)

・自社は古い会社で職人気質な社員が多く、若手がなかなか定着しないことが悩みだった。これからはこうした点もフォローの対象にして、個別具体的な社員の背景も含めて職場定着や育成を目指したい(建設業/経営者)

ハラスメント研修の概要

◆研修の対象者
 一般社員、管理職者、人事労務担当者

◆研修価格
基本料金 2時間/11万円(税込)
※オフラインの場合はZoomにより実施します。
※オンラインの場合の設営費(会場費等)は恐れ入りますが貴社でご負担ください。

◆講師
村井真子(むらいまさこ)
社会保険労務士・キャリアコンサルタント。経営学修士(MBA)。
家業である総合士業事務所で経験を積み、2014年、愛知県豊橋市にて独立開業。
中小企業庁、労働局、年金事務所、豊橋市役所等での行政協力業務を経験し、現在あいち産業振興機構外部専門家。

<おもな著述実績>
・「職場問題グレーゾーンのトリセツ」
・「バウンダリーレス・キャリア」上巻「組織と従業員の間で変化する心理的契約」「経営心理学第二版」(監訳)

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この記事を書いた人

村井 真子Murai Masako

社会保険労務士/キャリアコンサルタント。総合士業事務所で経験を積み、愛知県豊橋市にて2014年に独立開業。中小企業庁、労働局、年金事務所などでの行政協力業務を経験し、あいち産業振興機構外部専門家を務めた。地方中小企業における企業理念を人事育成に落とし込んだ人事評価制度の構築・組織設計が強み。

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